――― これまでの事態の経緯(詳細) ―――

 

04年11月17日(事件発生)〜12月31日 -Back to TOP-


04/11/17
奈良女児誘拐殺人事件、発生。


04/11/22
大谷昭宏氏が大阪朝日放送の朝、午前5:20放送のワイドショー
「おはようコールABC」にて奈良女児誘拐殺人事件の犯人を「フィギュア萌え族による犯行では?」と主張。


大阪朝日放送の朝、午前5:20放送のワイドショー
「おはようコールABC」(11月22日放送分)より

04/11/23
大谷昭宏氏の「対話も感情もない「萌え」のむなしさ
が日刊スポーツ・大阪エリア版「大谷昭宏フラッシュアップ」平成161123日に掲載。


04/11/25
フリーライターの石黒直樹氏が大谷昭宏氏に公開質問状を送った事をプログにて公開。
大谷昭宏氏への質問状


04/11/25
『女性セブン12/16号』が、『[徹底検証]奈良小1女児誘拐殺人事件の闇
幼児性愛マニアが「変態」犯罪者に変わる瞬間
と題して、
「電気街として知られた秋葉原もいまではロリコン雑誌、書籍が氾濫していて、幼児性愛マニアの溜り場になっている」
と報道。

04/11/28
赤旗日曜版『熱血ジャーナル』で、大谷昭宏氏が「小1女子殺害どうして?」 と題して、
11月23日フラッシュアップとほぼ同内容の記述を、掲載。


04/12/09
連絡網AMI が大谷昭宏氏に公開質問状を送る。
大谷昭宏フラッシュアップ」平成16年11月23日掲載分についての公開質問状(04/12/27公開)


04/12/15
大谷昭宏氏からの回答が来る。
「質問についての回答」(04/12/27公開 )

・大谷昭宏氏は回答の中で「取材ソース、取材データ、取材対象に言及できないことは、自明、周知の事柄と考えております。」
と答えているが、IT問題に詳しい小倉秀夫弁護士は、こう指摘する。
「自分が作成した記事に対して「説明責任」を有するというのが、米国のジャーナリストの基本です。
(中略)
記事の根拠を明示できないとすれば、米国においては、ジャーナリストとしては失格です。
『読者からの信頼』等どうでも良いと考えていると判断されます。」

全文は小倉秀夫の「IT法のTop Front」を参照のこと。


04/12/15
テレビ朝日スーパーJチャンネルにて、事件とオタク趣味を関連づけるような内容の特集が組まれる。
21 名前: saki.FX 投稿日: 2004/12/31(金) 19:41
12/15テレビ朝日スーパーJチャンネルにて
あたかも事件の原因が人形や同人誌と直結しているかのように思わせる映像が流され
(薄いボカシ入りでそれらの専門店店内の映像を流すとともに幼い少女に対する性的虐待というイメージは
一部のマニア向けで大きな市場を作っているといった内容のナレーション入り)
人形店の方がボークス大阪ショールームである可能性があったため、放送日に同社へ取材申し出があったか
問い合わせたところ(同社ショールームは店内撮影が禁止されています)
翌日、社内で調査中との回答がありましたがその後音沙汰がありません。
正月休後に再度連絡取ってみます。
なお、同人誌店は店名(社名)が見当つかなかったので保留しています。

22 名前: 名無しさん@19歳 投稿日: 2004/12/31(金) 21:11
>>21
その番組は僕も見ていました。
同人誌店は陳列棚から虎の穴であるのは確実だと思います。
店舗まではわかりませんが。

 

04/12/30
奈良女児誘拐殺人事件の犯人として毎日新聞販売員、小林薫(36)が逮捕される。

・TOPページにも記述したが犯人・小林薫は、オタク趣味とは全く無縁であった事が判明している。
大谷昭宏氏を始めとしたマスコミの一連のバッシングは、全くの冤罪だったのだ。


04/12/30
ABCテレビにて報道特別番組が放送される。
(ABCテレビ 報道特別番組)番組内での発言

第1声
大谷氏
「孤独な被疑者じゃないかと想像していたワケですけど」


第2声
アナウンサー

「大谷サンは当初から、この死因が溺死であった事に注目されていて
本当にこう・・・ 女の子をお人形の様に扱って・・・」

大谷氏
「普通であれば、その場で絞殺するとか、その可能性が
高いワケですけどいわゆるそのフィギュア的なオタク
そして自分の手でそっから傷付けているという所にも
非常に異常性があったと。
そんな中の状況からこういう被疑者が浮かんで来たと」


第3声
アメリカのミーガン法を解説してからの発言。
大谷氏
「それからあのう、大量のですね児童ポルノ的なものが
見付かっているとの情報が有るワケですけども
あの、日本は今、世界からですね、そう言った児童ポルノ或いは
幼児に対する性虐待の、そういった我々から言うと猥褻図書ですね
これがインターネットで日本からバラ撒かれていると、言う事に対して
世界から強い抗議が来ているワケですね。

日本ほどこういった異常性愛に対してですねワキの甘い社会は無いワケです。
で、子供達を守る為には、いくらその人の嗜好でアレ、そういうものが自由
だと言っても、子供達の安全と、そう言った趣味嗜好とを天秤に掛けた時に
やはり私達はですね、子供達を守って行く側を選ばなければなきゃ
いけないんじゃないかと、それはもう当然、社会が守って行くと
言う事であれば、その事に対しやはり厳しい決断をせざるおえない。

特に、この被疑者はね、犯行がエスカレートしていって、結果、ここまで来たんだと
言う事を、やっぱり深刻に受け止めて行かなきゃならないと」

アナウンサー
「そうですね。 ニッポンの法社会に、また大きな課題が突き付けられた。
そんな気がします」

04/12/31
04/12/31付けの朝日新聞、朝刊に
『女児誘拐犯――性犯罪から子供を守れ』
との社説が載る。
この中で記事は「日本はいまなお児童ポルノの大供給国である」と報道している。

04/12/31
「しんぶん赤旗」にて大谷昭宏氏の記事が掲載される。
『児童ポルノ規制必要』
と題して、大谷氏は
「日本は児童ポルノが野放しになっていることで国際的にも批判をあびています。
世界的な流れを真剣に受けとめて、先進国にふさわしい、きちんとした規制の仕組みをつくるべきです」
と訴える。

・「日本は児童ポルノの世界的な大供給国であり、国際的な非難を浴びている」との報道は大谷氏だけでなく、朝日新聞など複数の報道機関が指摘している。
しかし実際にはそうではない。
『国際的批判』の多くは日本で児童ポルノ禁止法が施行される以前の古いデータに基づく誤解である。

・詳細は→「児童ポルノの国際的動向に関する資料一覧」を参照。


・大谷氏の過去の著作を見る限り、オタクや児童ポルノ問題について書かれたものは無い。
大谷昭宏氏の著作一覧。

傾向として警察の暗部について取り上げたものが中心であることがわかる。
これから察する限り、恐らく氏はオタクや児童ポルノ問題への知識や取材経験はあまり深くないと考えられる。
一連のオタク叩きに関しては、恐らく伝聞中心の表層的な取材しかしていない、と判断せざるを得ないだろう。

 

 

05年1月1日〜05年1月7日-Back to TOP-

05/01/04
日刊スポーツ・大阪エリア版「大谷昭宏フラッシュアップ」に
「趣味と犯罪の境界 社会が決めるべき― 「フィギュアマニア」に改めて思う ―」を掲載。
連絡網AMIの公開質問状に触れ「警告を発する者には一方的に質問状を送りつけるのだろうか。
 利己と、自己しか彼らの目には映らないようになっているとしか私には思えない」

・しかし公開質問状という行為は広く社会一般に認知された行為であり、したがってそれそのものに非は無い。
にも関わらず、大谷氏は公開質問状を送った行為を責めている。
しかも大谷昭宏氏自身は、各所に公開質問状を送っている。大谷昭宏氏「発」の公開質問状の数々

・自身を正義と認定すれば何をやってもいい、また自分がやった行為を相手が行うと、公然と非難する。
この大谷氏の認識こそ利己と自己に染まっているといえないだろうか?

・また記事の中で大谷氏は「欧米であのような劇画や動画を流したら、厳しい懲役が待っている」と指摘するが、そのような事実は無い。
欧米では日本の成年向けゲームや漫画(いわゆるエロゲ・エロマンガ)は「HENTAI」とカテゴライズされ、それを専門に扱うサイトなどが多数存在する。
参考リンク:米最高裁、バーチャル児童ポルノを「承認」  
       

 

05/01/04
テレビ朝日「ワイドスクランブル」にて大谷昭宏氏が犯人を「フィギュアオタク的」と発言。

118 名前: saki.FX 投稿日: 2005/01/04(火) 19:19
>>97殿
すいません、遅くなりました。
まず番組名ですが、本日テレビ朝日で放送されました「ワイドスクランブル」という番組で、事件に関するVTRが一通り流れた後で司会者が大谷氏に話を振った後の第1声で以下の発言がありました。

「まあ私最初っから、あの、遺体への傷つけ方とかですねえ、それからあの、水死させていますねえ、ですからいわゆるその、非常にフィギュアオタク的なですねえ、あの少女性愛者だろうと思っていたのですが
『やはり同様のですねえ、前科前歴があったということで』
こう言う被疑者その、街中にうろうろしていると言う事に対してもう少し日本の社会はですねえ、法的にもですねえいろいろと整備しなきゃいけない事がいっぱいあると思うんですねえ。」

すべてビデオで確認しながら書いていますので一言一句間違いないはずですが『 』内については言葉を濁して早口で喋っている(例えて言うならカラオケで日本のミュージシャンの曲を歌っていても英語の歌詞になると早口できりぬけるってアレ)ので、もしかすると前科前歴ではなく、前科性癖かもしれません(ここだけはどうにも聞き取り難いです)

・なおこれが犯人宅から押収された人形を再現したものである。

・大谷氏はこれもフィギュアだと抗弁するのだろうか?


05/01/05
テレビ朝日「やじうまプラス」にて大谷昭宏氏は連絡網AMIの公開質問状に言及。

187 名前: saki.FX 投稿日: 2005/01/05(水) 20:40

引き続き1/5やじうまプラスから。
7:33
大谷氏「私はね、趣味は勝手だけどもこういったあおりそそのかすようなグッズとかアニメとか、
世界から大変な批判を受けているわけですね、日本はなんとかしてくれと、で、こういう番組で
申し上げたり文章で書いたら、この事件の間に配達証明付きで公開質問状が送られて来るんですね、
こういう社会って何なんだろうと、子供本当に守らないといけないと取材してる記者達が叫んだら
そいつ宛に配達証明のですね、いったい何を質問するんだろうと」

勝谷氏(割って入る感じで)「それあれですか、自分の変質的なあれの人権というか権利を守れと
いうんですか?そういう趣味の権利を」

大谷氏(意味ありげな笑みで)「・・・でしょうね」

勝谷氏「へぇ〜」

・もし大谷氏の言う公開質問状が、NGO連絡網AMが送った公開質問状を指すのであれば、これは明らかに事実と違う誹謗中傷である。
連絡網AMIが送った公開質問状は、大谷昭宏氏の唱えた「フィギュア萌え族の犯行」という説に対して、その疑義を問うたものである。
また連絡網AMIは漫画やアニメ、ゲームの表現文化を守るNGOであると、質問書文中にて言及している。
連絡網AMIが大谷昭宏氏に行った公開質問状

・また大谷氏は日本のアニメ文化が世界から批判を浴びていると、主張しているがそのような事実は無い。

 

05/01/07
大谷昭宏氏、テレビ朝日スーパーモーニングで、『フィギュア』は児童ポルノとして規制しろ、と主張
以下は2chニュース議論板、大谷昭宏スレッドのコテハン「古鳥羽護 ◆1VqmHx3hiI」氏がビデオから書き起こした、この時の大谷氏のコメントである。(なお本文は氏の申し出により情報スレの方の協力も得て、ビデオからのWチェックを行い修正をしているので、スレ掲載時のそのままのものではない)

674 :古鳥羽護 ◆1VqmHx3hiI :05/01/07 19:09:05 ID:ZcGvfxGF
2005年1月7日スーパーモーニングの書き下し1

渡辺(司会者)
「奈良の小1女児の誘拐殺害事件で、容疑者の小林薫容疑者が逮捕されてから 丁度一週間が経ちましたが、
逮捕、それから供述内容などについて、大谷さんどういう風にこの事件を、総括といいますかね、まだ途中ではあると思いますが?」

大谷
「そうですね。私も現場に行かしていただいて、ずっと取材してきて、当初からあの、異常な少女偏愛者だという風に申し上げたのですが、え、悲しいかな 現実にそうなってしまったと。
で、あの、私は少女幼児達を守る環境をですね、早急に作るべきじゃないかという事を再々申し上げてきていて、この番組の鳥越さんなんかも仰ってくださっていましたけど、あの児童ポルノだとか、あるいは極端な形のフィギュアだとか、そういう物に対して、何らかの規制なりは必要じゃないかと、いう事を申し上げている時に、今、私どもの事務所を含めて、その方達から総攻撃を喰らっているわけですね。

一同
「うおおぉぉぉ・・・」

大谷
「あの、言論の中に居るオマエがなんちゅう事言うんだとか、あるいはそういうなんというかオタク的な趣味に対して口出しするなとか。
ただね、7歳8歳の子供達は、自分の何を狙われてこういう目にあったのか判らないんですね。
で、その子達に言って聞かせてもまだ無理なんですね。
やっぱり13、14になって初めて、『お前、女の子なんだからこういう事は気をつけなさい』とかって言う事ははじめて判るし、そんな年代からそういう事を教えていくという事は、できないわけですよね。」


675 :古鳥羽護 ◆1VqmHx3hiI :05/01/07 19:11:31 ID:ZcGvfxGF
2005年1月7日スーパーモーニングの書き下し2

渡辺
「うんうん。」

大谷
「で、何故欧米がそういうのに対して非常に厳しいのかと言ったら、そういう年代の子供達は、社会が守らなきゃいけない。
その代わり、大人として自立したら、自分の責任でやりなさいよと。
日本は、そこが極めていい加減で、あの、この国の大好きな言葉である『自己責任』という言葉を、じゃあ3つ4つの子までに言うのかと。
そうじゃないでしょうと。」

渡辺
「なるほど」

大谷
「私達は環境を整える義務があるんじゃないのかと。
あの誤解の無い様に私はそこだけははっきりと言っておきたいと思うんですね。」

渡辺
「先ほど、産経新聞と東京新聞のご紹介したんですけども、この、昨日、警察庁の長官が、この番組で今週ずっと触れてきました、アメリカにあるいわゆるメーガン法、ミーガン法という呼び方もしておりますが、このメーガン法の、この考え方を、日本でも、対策として、乗り出さなければいけないと、いう事を、示唆して、話しをした後ですね。」

大谷
「一歩近付いたのですよね。」


676 :古鳥羽護 ◆1VqmHx3hiI :05/01/07 19:13:34 ID:ZcGvfxGF
2005年1月7日スーパーモーニングの書き下し3

渡辺
「つまり、その、メーガン法の考え方っていうのは、再犯する可能性があるので、引っ越したりした場合に、その住民に、そこの近隣住民に、そういう 人物が居るっていう事の情報を開示すると、いうことでして、これはまあ、 現実的には、あの、これは鳥越さんに聞いた話なんですけれども、その銃を 撃ったりして、是非の中では非の部分も、現実的には起きていると。
とまあ、いう法律ではある。と。しかし、この今日の記事を見ると、前歴者の所在を把握する様にと、警察庁は住民に開示を検討する。
という、内容に なっている。
この、犯罪を抑止する事と、当然その、性犯罪を起こして、 更生するという、段階にある訳で、この2つを、どうして行くかっていう事が大変大きなテーマになる訳です。
これ正直いって、私もどっちが、良いのかっていう事がですね。
結論が中々頭の中に結論付けられないんですが、子供を持つ親としては、当然だろうと思うだろうし、じゃあ、その人権問題、一生、そのこれを背負うのかって事になると、えー、いいのかな?ってちょっと、正直言って私も整理が付かない処があるんですよ。
みなさん、どうお考えになりますか?」

大谷
「せめてですね、今回奈良西署の成和署の管内に、小林薫容疑者が居るという事は小林薫容疑者が挙がるまで、そういう性犯者がいるという事は判らなかった。
せめて、所轄の警察に、オマエの管内に、貴方の管内には、性犯者が、今、転居してきていますよと、いう位の事はですね。
官の情報として持ったらどうかと、いう事は、昨日警察庁長官も言っている訳です。
一歩私は、そこに進めて行く… 
ただ、メーガン法になると、ちょっと橋下先生、これは中々私はですねえ、日本の中でコンセンサスを作るのは難しいと…」


679 :古鳥羽護 ◆1VqmHx3hiI :05/01/07 19:15:59 ID:ZcGvfxGF
2005年1月7日スーパーモーニングの書き下し4

橋下
「先ず、日弁連は猛反対するでしょうね。だけど、僕はもう絶対に住民に、開示すべきだと思います。
今までの犯罪対策ってモノが犯罪者だけに焦点が当てられていましたけれども。
被害者の事とか、その住民に対する、その、危害という事がなおざりになっていたんです。
その、加害者に中心が当てられていたんです けれども、その天秤にかければ、一度、その猥褻犯を行っているわけですから、ある程度の制裁というか、不利益をやっぱり被っていかないといけないと思うんですよ。」

高木
「私、矯正っていうね。本当にこういう人たちを矯正できるかどうかっていう時、アメリカなんかでは、矯正っていう事がうまく行かない場合は、取引として 去勢っていう事まであるんですね。それで…」

渡辺
「ホルモン剤を…」

高木
「ええ、そこまで…が、矯正っていう範囲にね含まれるとすると、本当に日本は、矯正としてそこまで取り組む、気概はあるのかどうかという、ことだとか、 いろんな問題含んでいるんですね。」

橋下
「基本的に猥褻犯は更生は、なかなか難しいですよね。」


・04/11/22の時点では、大谷昭宏氏は「犯人はフィギュア萌え族ではないか。フィギュア萌え族はロリコンとは違う」という旨の主張をした。
しかし05/01/07の時点では、「フィギュア萌え族=ロリコン(異常な少女偏愛者)」と主張している。
ところが、大谷昭宏氏は元来の主張と180度違う主張を行いながら「事件当初から異常な少女偏愛者の犯行であると主張していたが、実際そのとおりだった」と、抗弁している。
自ら矛盾した発言をしている事に気づかないのだろうか?

 

05/01/07
ABCテレビ(大阪朝日放送)「ムーヴ」にて若一光司が「日本は児童ポルノの先進国になっている」と主張。

76 名前: 名無しさん@19歳 投稿日: 2005/01/07(金) 16:35
先程、16時23分位にABCテレビ(テレビ朝日系)「ムーヴ」にて若一光司が

「日本では95年位から性犯罪が倍増している。
それはインターネットの性情報の氾濫でどうしようもなくなっている」
「どうにかしなければならない」
「日本は幼児ポルノの先進国になってしまっている」

 

 

05年1月8日〜05年1月14日-Back to TOP-

05/01/10
ACBテレビ(大阪朝日放送)「おはようコールABC」にて大谷昭宏氏が性的表現をしている漫画やゲームなども規制すべき、と発言。


335 名前: 続報 投稿日: 2005/01/10(月) 07:40(罵倒用語があったため一部修正)

関西ローカルの朝番組で電波った詳細

大谷昭宏
「秋葉原、日本橋で蔓延っている幼児ポルノを描くだけで、作者に厳罰化を科すべきだ!」
「2次元であっても、それが犯行の遠因になっている。こういう連中は『描くのは自由だ』と主張するが、
それを見て影響され犯罪を犯す者がいるかぎり、規制すべき」

隣の女子アナ
「そうそう」と賛辞!!!

●また大谷昭宏氏は同番組においてインターネット規制にも言及している。
以下、2chよりコピペ。

744 名前:朝まで名無しさん[sage] 投稿日:05/01/10(月) 06:26:32 ID:jujjC7wC
ABC来たぞ!

745 名前:朝まで名無しさん[] 投稿日:05/01/10(月) 06:32:28 ID:AoxIi1gE
大阪で大谷電波発信中
アキハバラのエロゲー批判きますた

746 名前:朝まで名無しさん[] 投稿日:05/01/10(月) 06:33:29 ID:AoxIi1gE
ええ!大谷理論だとエロ絵描いただけでタイフォかよ!!

747 名前:朝まで名無しさん[sage] 投稿日:05/01/10(月) 06:33:40 ID:jujjC7wC
取り急ぎ。ネット叩き加わりました。
「ネットに強姦の書き方等が書いてある」
のも駄目だそうです。

・大谷氏はアダルトゲーム、アダルト漫画が性犯罪発生の原因の一つだと力説するが、データを見る限りその説は否定される。
アダルトゲーム、アダルト漫画などが無かった時代の方が、遥かに性犯罪発生率は高い。

未成年の強姦犯検挙人数と少年人口(10〜19歳)10万人当りの比率で見ると
昭和33年には人口比率24.28に対し、平成15年には人口比率1.95と格段に減少している。
詳細は→『少年犯罪データベース「性犯罪」』を参照。

国別の強姦発生率(1999〜2000)は人口10万人に対してアメリカ38.1、韓国11.4、日本1.3である。
詳細は経済・社会データランキングを参照。

 

05/01/10
関西テレビ『痛快!エブリデイ』で司会の桂南光氏が日本が児童ポルノの一大供給国であると発言。

338 名前: 名無しさん@19歳 投稿日: 2005/01/10(月) 10:42

今日の9:55分からの関西テレビの『痛快!エブリデイ』で
司会の桂南光が

「幼児ポルノのほっとんどは日本で作られているらしいっ」
                             ^^^^^^^^
.................................................................................................. ↑
                           (伝聞?誰から?)
「コンビニに入ったら児童ポルノ的な漫画があるっ」

と発言していました。
『痛快!エブリデイ』の木曜日には大谷昭宏が出演しています。
若一光司も関西の番組で大谷と同じ番組に出演していますが
彼も大谷と同様の発言をしています。

大谷から伝播し非常に大きな流れになっていると認識すべきです。
大谷は昨日のテレ朝のサンプロにも自分が作った特集を流していましたが
既に危険な領域の寸前まで来ていると認識すべきではないでしょうか。

自分は大谷が共演者にオルグしていると考えています。
大谷の共演者から更に同様の主張が各所で展開されると予想します。

・既に指摘しているが「日本が児童ポルノの一大供給国」である、という事実は無い。
・詳細は→「児童ポルノの国際的動向に関する資料一覧」を参照。

 

05/01/10
朝日新聞・大阪版にて奈良女児誘拐殺人事件に関して
「アジアの性虐待と貧しさに苦しむ子どもを救う会 カスパル」の代表、近藤美津枝氏
「アダルトゲーム、アダルトコミックの法規制が必要」とのインタビュー記事が掲載される。
記事全文は→
「インタビュー全文」参照。

以下、記事より抜粋。

「 −憲法は出版、表現の自由を保障している。法で禁止は難しいのでは? 憲法は最優先で基本的人権を保障している。-
少女が強姦されるなど、基本的人権が損なわれるものに表現の自由はないと考えます。 」

「−アニメや漫画の少女に基本的人権があるのでしょうか? −
絵で描かれていても、少女たちの人権を侵害していることには違いありません。
相次ぐ犯罪から少女たちを守るためには、法的規制が絶対に必要だと判断しています。
日本ほど児童ポルノが放置されている国は世界にない。


−今後の運動の見通しは?−
昨年7月から全国の組織を通じて法規制を請願する約7千人の署名を集めました。
国会議員も超党派の16人から協力するとの連絡がありました。

一緒に運動をしている議員もおり、次の国会から審議されることを期待しています。

・このコメントを見る限り、彼らは『青少年健全育成基本法』の制定を目指しているようである。

・漫画やアニメ、ゲームといった"絵"、つまり架空の創造物は国際的にも児童ポルノとは認定されていないのが事実である。
詳細は→「”絵”は国際的に見ても児童ポルノに該当するのか?」を参照。

・このカスパルという団体に関しては↓
「山百合会−ほっとカンサイ特集のまとめページ−」
を参照のこと。

・この団体は関西テレビと組んでエロゲ叩き番組を作った過去がある。
SNほっとカンサイにて特集「幼女を”仮想監禁”…ネットにはんらんする美少女ゲーム」
2004年2月17日 関西テレビ SNほっとカンサイ


05/01/11
テレビ朝日「スーパーモーニング」で奈良事件についての特集。

名前: (速報)紀藤さん頑張った! 投稿日: 2005/01/11(火) 09:12

1月11日のテレビ朝日スーパーモーニングの視聴終了。
問題点などについては書き起こし等をされている方に任せます。

中の下・・・かな。評価できる点は・・・
* 単純所持を規制する事による問題点(資料としての所持も出来ない)の指摘がされた事。
* 幼女・女児性愛の性癖は法律で取り締まれない、取り締まるべきではないと言う点が
繰り返して主張された事。
*2次元規制については最後に少し出た。→エスカレートの要因と言う見方あり。
* 児童ポルノに於いて親の強要に依る出演がある事例が出され、幼女性愛の問題よりも
児ポが児童虐待の側面を持つ事が指摘され、いじめ等と同じく、の児童への人権侵害
という側面もあるとして、ただ性癖者の問題とすべきでないという指摘があった。
* いわゆるステレオタイプな「ロリ・ペド者」のインタビューが最長だったが、もう
一人、短髪でスポーツマンタイプなYシャツ・ネクタイ着用の"好青年風"な嗜好者
も後ろ姿で紹介し「動物的な異常者」というステレオ・イメージの払拭を行っていた。

・・・こんな所でしょうか?
とにかく紀藤氏の頑張りで今まで全く伝わらなかったAMIの主張の一部は電波に
乗る事は出来ました・・・が、AMIの否定する「メディアが人の行動に影響する」と
言う点については幼女・女児性愛者の本人の口から「ポルノにより昇華する事により
実行に移さないで済む」という発言の放送がありました。

・他にも番組内で実際の幼児性愛者にインタビューを行い、その内面を語らせたり、
児童ポルノの単純所持規制の危険性について触れていた。


・意外にもオタク叩きはかなりトーンダウンし、比較的まともな内容となっていた。
・連日の抗議の嵐が効いてきたのかもしれないw


05/01/11
この日発売の週刊誌『週刊SPA!』にて勝谷誠彦氏が自身のコラム「ニュースバカ一代」にて
奈良女児誘拐殺人事件を取り上げる。

子供の命や表現の自由より『性犯罪者の人権』が優先されるおかしさ」と題して、
暗に大谷昭宏氏を非難する内容のコラムを掲載。

以下、引用。
「表現の自由についてもそうである。知識人と称する方々は過剰な性情報が犯行の裏にあって、その規制が必要だという。
表現に関わる人々がかくも軽く、自らの手を縛ることに私は愕然とする。
繰り返す。
変態の『人権』と表現の自由を守ることとの『価値の優先順位』はどうなるのか。無責任な事を言うな。」

・至極正論である。
・全文はこちら。→「子供の命や表現の自由より『性犯罪者の人権』が優先されるおかしさ」


05/01/12
テレビ朝日「やじうまプラス」
大谷昭宏氏のメディア規制論はついにポルノ全般にまで発展。


492 名前:朝まで名無しさん 投稿日:2005/01/12(水) 07:58 ID:L7Frpzzy
大谷
「メーガン法は良くない。オウムの子はどうなった?修学拒否されたでしょ?
 そんなことをこの国でやったら大変なことになりますよ。
 その前に出来ることをやりましょうと。
 ポルノの規制とか…」

勝谷 首捻る


・メディア規制は必ず性や暴力、退廃的思想の規制に始まり、ついには全般的な言論統制に繋がる。
これは歴史上幾度と無く繰り返された事実である。
日本の戦前もそうなり、戦争へと突入していった。大谷氏はその暗黒史を繰り返したいのだろうか?


05/01/13
ABCテレビ(テレビ朝日系)「ムーヴ」内コーナー『ムーブ!マガジンスタンド』にて
大谷昭宏氏、抗議するオタクは刑務所に入れろと発言。

・この時の発言は放送で、女性セブン(小学館)1月27日号、「幼女性愛」拘置所で差し入れロリコン雑誌を貪り読む容疑者たち (p46-47)
を取り上げた時のもの。

465 名前: 名無しさん@19歳 投稿日: 2005/01/13(木) 19:35

>>462の大谷氏の発言の直前の吉永みち子女史の発言

アナ
「吉永さん!どうも拘置所でもロリコン雑誌をむさぼり読む。法律のなかで刑が甘いんじゃないか。いろいろ指摘を受け始めましたね」

吉永
「んー最近ね、ロリコン雑誌があるから実際の犯罪が抑止できるみたいな言い方をしている人もいるし、
そういう見方もある。私とんでも無いこと思いますね。で、ロリコンってね、ロリータコンプレックスっていうのは、
もともとね、ロリータちゃんて言う女の子がすごい大人っぽくて、ちいちゃいんだけれども、とてもふつうの大人がね、
男が、太刀打ちできない様な・・・子のことだったんですって。それが日本に入ってきたら、
ロリータコンプレックスっていうのはまるで自分のより弱い小さい、自分の意のままになる幼女・・・好みという、
そういうのに変わってきた。で、日本の男性ってのはどうしてもそういう、意のままになる、
幼い子供達の方に行きやすい。で、なんか女の人を自由にしたいとか、意のままにしたい、
という気持ちが強いのかなーって思うんですけども。でもこれをね、正当化するような行為っていうのは結局その部分を認めてしまう。
で、雑誌を見てね、親もこれで何とか抑止するというような、そういう考え方の基本が、っ狂ってると思いますねっ!」

このあと、>>462の大谷氏の発言に続きます


463 名前: 名無しさん@19歳 投稿日: 2005/01/13(木) 19:16(一部略しています)

>>461
2005/1/13 ABCテレビ(テレビ朝日系) ムーヴ より

大谷昭宏
「相変わらずね 私の所にはオタクとフィギュアがですねウジャウジャウジャウジャ
嫌がらせのメールうれいてきてる(←こうしか聞こえない)ワケで
こう言った連中はもう度し難いワケでね」

大谷昭宏
「グダグダ言ってきてるアホ達は、そういうトコ放り込んだら性欲減退の処置をとれると。
言う形は日本だって早急にできる訳ですよ。」

・大谷氏の発言部分の全文はblog「3日で忘れる鶏頭にっき」を参照の事。
(なお、このblogは現在は改変され読めないので、当時保存した画面にて確認していただきたい。)

・大谷氏にとってはオタクはオタクであるというだけで”罪人”らしい(笑)
公共の電波を使って私怨を垂れ流す行為は、ジャーナーリズム精神以前に、一人の人間としてのモラルを疑う。

 

 

05年1月15日〜05年1月21日-Back to TOP-

05/01/16
『ダ・カーポ553号(2005/2/2号)30P
ダ・カーポオリジナルニュース「今や検挙率が約20%に激減 日本警察に何があったのか」より大谷氏のコメント

ネット関連のオタク的・変態的な犯人像の事件が増えています。私は『特異性犯罪』の捜査班を作るべきだと思う。
だって大阪の警察幹部は(ある容疑者が)2ちゃんねるに書き込みをしていた、と聞いて『NHKが何か言っていたか!』と。まったくアホです。大阪ではNHKは2チャンネル。有名なホームページも知らない。本当に時代錯誤です。
日本の警察は、直球には強い。押し込み強盗とか空き巣とかには即対応できる。人海戦術のデモ対策とかも。
でも、ネット系の新犯罪のようなチェンジアップには空ぶりして、尻もち。対策のデータもない。裏金作りのようなコズルイことではなく、もっとまともなことに知恵をしぼってほしい」

・大谷昭宏氏はあくまでオタクを犯罪者の代名詞にしたいようだ。


05/01/18
週刊『SPA!』が「海外/日本「ロリコン性犯罪」対策のいま」と題した小特集を掲載。
前半はメーガン法や各国の性犯罪への取り組み、日本の課題。後半は児童ポルノについての記事であった。

その中で、フリーライターの渋井哲也氏は『国内外におけるインターネット上の児童ポルノ規制への取り組み』と題して
イタリアの児童保護団体の調査で、全世界の児童ポルノサイト中で、日本の割合が1%しかないと判明した点を上げ、
日本が児童ポルノの一大供給国という言説に疑問を呈している。


精神科医の斉藤環氏はフィギュアやオタク趣味へ批判がある事に対して、
「マニアにとってのフィギュアは、それ自体が愛着の対象です。
それに対して(小林容疑者のスクール水着人形を指して)ダッチワイフというのは、欲望の代替物なので2つは全く違う意味を持っています。
一部の識者やマスコミはそういった分析をすることなく、潜在的な嫌悪感からオタクなどを批判したのでしょう。
とはいえ、宮崎事件のときのような一方的なバッシングにならなかったことから考えても、国民も学習したということでしょうね」
と、見解を示した。

社会学者の宮台真司氏は
「幼児性愛者が生まれる原因としてゲームやメディアによる悪影響を唱える人がいますが、影響は受け手側の人間関係や利用環境によって決まるのです。ポルノ規制と性犯罪事件の増減との因果関係も証明されていません」
と指摘し、安直なポルノ規制論に異議を唱えた。


05/01/18
大谷昭宏氏、フラッシュアップ「できることからコツコツと― 日本で性犯罪者を公表したらパニック ―」
にて性的メディアの全面規制を主張。

「私が再々主張しているように児童虐待、少女性愛者の異常に加虐的なフィギュア、アニメ、コミック、ビデオなどの制作、流布、販売者の検挙、取り締まり。 まずそのことを実行して、野放しだ、という世界からの強い批判に応える。それは数か月を置かずに実施できるはずである。」

・いいかげん、捏造報道は止めて欲しいものである。

・日本が児童ポルノ一大供給国である事実はないし、またエロゲ・エロ漫画などが世界から批判を受けているという事実もない。
詳細は→「児童ポルノの国際的動向に関する資料一覧」「”絵”は国際的に見ても児童ポルノに該当するのか?」を参照。

・さらにいえば、奈良女児誘拐殺人事件の犯人、小林薫はこうしたオタクメディアとは無関係に今回の事件を起こした。
この事実を大谷氏はどう考えるのか?
仮にもジャーナリストを自称するなら、まず事実を事実として受け止める勇気が必要だ。

・IT問題に詳しい小倉秀夫弁護士は大谷昭宏氏の主張は、『昔、ローマ皇帝ネロがローマの街の放火をキリスト教徒のせいだ、と決め付けて
キリスト教徒狩りを行った』という例を出し、「ただの言いがかり」に過ぎないと指摘する。

小倉弁護士の指摘、全文はこちら→大谷昭宏氏の「努力」と皇帝ネロの「努力」

 

05/01/20 ABCテレビ「ムーブ!」にて大谷昭宏氏、児童ポルノ禁止法による漫画、アニメ規制を主張。

699 名前:朝まで名無しさん 投稿日:2005/01/20(木) 16:30 ID:ENzH8RGM
大谷VS若一
若一「幼児性愛は自由。実際に行動にうつした、これが問題点。
    幼児アニメを持ってる人全てを犯罪者呼ばわりする新聞
    報道は間違っている。」
大谷「ロリコンアニメ・漫画は全て規制しろ。そして厳罰に処すべき」

678 :朝まで名無しさん :05/01/20 16:55:25 ID:5jw9TPJp
> 447 名前:番組の途中ですが名無しです 投稿日:05/01/20 16:29:21 ID:GFPAC2iC
> 関西ローカルでスレタイを根拠にアニメを攻撃してた大谷に
> 禿掛けのおっちゃんが「そういう趣味を持つ者を十把一絡げに扱うな」と最後に言ってくれたな。
> 大谷ざまぁ見ろ。罰が悪そうだったw
あぁ・・・ 僕には、涙目の大谷きゅんが見えるよ・・ラ(ry

680 :朝まで名無しさん :05/01/20 17:06:56 ID:GcCLEhZa
>>678
>あぁ・・・ 僕には、涙目の大谷きゅんが見えるよ・・ラ(ry
終盤だけ観ただけだけど、そんな風にはなってなかった。
若一の発言の後も自説を声高に叫び続けた。(マンガアニメ規制汁!)


05/01/20のABCテレビ「ムーブ!」内テロップ


・番組構成は画像を見てもらえば分かるように「アニメや漫画は児童ポルノの対象外に
なっているから規制の対象にしろ」との構成であった。


「ムーブ!」にしろ「おはようコールABC」にしろ、オタクバッシングが番組方針の様なので
この内容は驚くに当たらないかもしれない。(フィギュア萌え族犯人説を言い出したのは、ABCテレビである)

むしろ驚くべきは番組内で大谷昭宏氏と若一光司氏の意見対立があったという事だ。
ある意味、大谷氏とABCテレビの世間からの乖離振りが伺えるシーンとも言える。

・さらに言えば同番組での大谷氏のタブルスタンダードぶりが見えたのも面白いといえば面白いといえよう。

564 名前: 名無しさん@19歳 投稿日: 2005/01/20(木) 17:35
現在放送中のABC放送、ムーブ!での大谷氏の発言。

大馬鹿ペット飼い主増加(大馬鹿な飼い主の意味)と言う話題に際して、
「そのような非常識な飼い主が『たまたまペットを飼っていた』
と言う話で、そう言う人は元々非常識な人間であると発言」

今までの大谷氏の理屈で言えば、『ペットを飼う人間が全員非常識』という理屈になるはずなのだが? 


・なおこの「ムーブ」の特集は
小林容疑者の「高校の時、初めて見た裏ビデオのロリコンアニメが、忘れられない」という自供報道を受けてのもの。
ソース:http://www.yomiuri.co.jp/features/nara/200501/na20050120_r01.htm

しかし番組では
「母死後、クラスの隅に 幼女への関心10代から
ソース:http://news.kyodo.co.jp/kyodonews/2004/nara/news/0103-126.htmll
という点は一切触れず、事件の原因をロリコンアニメに求めている。

ところが上記の報道では、ロリコンアニメを見る以前の「中学時代」に、小林容疑者は幼女に対する猥褻行為での補導歴があり、
当時の保護司から「更生できないだろう」と指摘されていた、とある。
またさらに各週刊誌では小林容疑者が幼い頃、父親から虐待を受けていた事を報道している。

近年の精神医学では、幼少期に受けた性的な虐待が小児性愛の素因になる、とする説が
多く
各週刊誌コメントを寄せていた精神科医も異口同音に、小林容疑者もこの典型ではないかと、指摘していた。
注:中には先天的に小児性愛の性癖を持つ例もあるといわれる。)

なお「小児性愛」は、欧米ではすでにれっきとした精神医学用語として、「小児性愛症候群」と呼称される。
米国精神医学会による「精神障害の診断と統計マニュアル」(DSM-IV)にはその定義も載っている程である。

詳細は→「性的幼児愛好」、「小児性愛者」、 小児性愛と子供への性暴力について考えるサイト」を参照。


ところが『ムーヴ』は、この容疑者の中学時代の猥褻事件はおろか、こうした多くの報道にも触れようともしない。(無論、大谷昭宏氏も)
そして、この事件を契機に児童ポルノ禁止法のでアニメ・漫画を規制せよと訴える。

こうした事実、事例に背を向けるのは、規制拡大、強化の理由付けに重大な矛盾が生じるからではないだろうか。
それを考え合わせると、ABCテレビは当初から奈良女児誘拐殺人事件を、漫画・アニメ規制への口実として利用しようと目論んでいたのではないのか?

そんな疑念すら抱かざるをえない。

 

 

05年1月22日〜05年1月29日-Back to TOP-

05/01/25
『週刊SPA!』通巻2931号にて「誤解と偏見の[オタク迫害]に異議あり!」と題した特集が組まれる。
大谷昭宏氏のフィギュア萌え族問題や、カスパルのエロゲー規制運動、秋葉原でのオタク狩りの真相、東京都や愛知でのオタク迫害行政について記事で構成。これらに強い批判を行っている。
また「日本が児童ポルノ供給大国である」というマスコミ報道にも、
当HPでも上げている国際的データを使って、大きく疑問を投げかけている。

今回の報道被害がネット以外のメディアで、大々的に扱われた初めての例であろう。
ぜひ一読していただきたい。


05/01/25
東京都がインターネットを規制する条例案(青少年健全育成条例改正案)を提示。

・『週刊SPA!』の特集内でも触れていた、東京都によるオタクメディア規制の動きである。
主犯は元警察官僚の竹花副知事。
副知事は「ネット社会と子供たち協議会」という諮問機関を作り、メディア規制を行うための世論作りを図ってきた。
この協議会は将来的には全メディア(映画、TV、ゲーム、漫画など)を検閲する「メディア倫理委員会」を創設する事を提言している。


今回はフィルタリングの努力義務化であるが、これをきっかけに今後さらに規制が進むことが予想されよう。
なお秋葉原のオタク狩りを主導してきたのも竹花副知事である。

詳細はこちら→
東京都:青少年問題協議会「答申」の意見を募集

参考リンク
今回のネット規制を提言したを東京都青少年問題協議会緊急答申(全文)
弁護士山口貴士大いに語る「ネット有害情報を阻止 都が青少年条例改正へ」


・また他にも今回の条例改正では中高生向けの雑誌やサイトでの、性情報掲載を自主規制する条文も含まれる模様。
ソース:
『性の情報、自主規制を 中高生向けの雑誌やサイト』

以下、記事より引用。
「性行動の低年齢化対策として、有識者らでつくる東京都青少年問題協議会は12日、少年少女の安易な性行動を助長する情報を発信しないよう、中高生向けの雑誌出版社やサイト開設者などに自主規制を求める全国初の条例規定新設を都に提言する方針を決めた。

努力義務として罰則は設けないが、情報産業は都内に集中しているため、影響は全国に及ぶことになる。
都は24日に答申を受け、都青少年健全育成条例の改正案を2月開会予定の定例議会に提出する考えだ。」

 

 

05年1月30日〜05年2月7日-Back to TOP-

05/01/31
『YOMIURI Weekly(読売ウィークリー)』にて「我が子を守れ「性犯罪」防衛術」
と題する特集が組まれる。


特集冒頭では「禁止法規制外で増殖『乳幼児ポルノコミック』」と題して、秋葉原の成年コミックが例として出される。
記事中では幼児を性対象にしたコミックが児童ポルノ禁止法の規制の外で売られる現状に対して、秋葉原の同人ファンの嫌悪感などを例に出し、こうした"幼児もの"は「オタク文化」とは別のもの、つまり小児性愛者の要求によって生み出されたものであり、何かしらの規制が出来ないか、という結論で締めくくっている。

他には、児童性犯罪の実情をレポート。犯罪精神医学の影山任佐教授、小田晋教授のコメントを引用しつつ小児性愛は精神的な”病”だが、治療可能であるという記事。そして子どもを性犯罪から守る取り組みの紹介、各国の性犯罪者への法的処置の比較などが掲載されている。

特集で秋葉原に触れた記事の全文はこちらで閲覧できる→1P2P3P


・他のオタク叩き記事が「エロ漫画やエロゲー=児童ポルノ」と単純に十把一絡げに扱っていたのに対し、読売ウィークリーでは(一応)"幼児もの"をあえて区別して触れている。
また児童ポルノ禁止法の保護法益(対象は実在児童のみ)の問題や、日本の児童ポルノが世界に占める割合は1%未満と、正確な情報を載せている。
この点は大谷昭宏氏による一連の悪質な虚偽報道や、「キャラクターに人権を」というカスパルの記事を載せた朝日新聞よりは、ずっとマシだといえよう。
だが、これですらようやく「事実」を取り上げただけに過ぎない

しかし一方でやはりこの記事も重大な"悪意"に満ちている。
「子どもを守る」という趣旨はいい。だが何故、秋葉原にあるエロ漫画を例として出すのか?
奈良事件の犯人、小林はオタクではないし、また秋葉原に訪れていたという事実もない。

にも関わらず、この記事において秋葉原を例に出し、また「(児童ポルノ禁止法で漫画やアニメが規制されない事を指して)日本には『児童ポルノアニメ』という抜け道がある」という記述まで載せるこの記事の方向性は、明らかに読者に「秋葉原=ロリコンの群れる犯罪都市」という図式を印象付けようとする悪意ある意図を感じざるを得ない。
さらにロリコンとオタクを混同させようとする、意図も透けて見える。

・なお読売ウィークリー臼井理浩副編集長はオタクへの偏見と悪意をむき出しにしたコメントを載せている。→コメント全文
大谷昭宏氏もそうだが、このように差別と偏見を広める事に何ら躊躇しない人物が、ジャーナリストを名乗る現状こそが真に恐ろしいといわざるを得ない。


実はこうした偏見・捏造報道は私達の生活にも害を及ぼしつつある。

愛知県の青少年健全育成条例でゲームが有害指定できるようになったが、そもそもの原因は昨年9月に自民党県議、奥村悠二議員が県議会でPS用ソフト『グランド・セフト・オートIII』を例に挙げ、「こういう残虐なゲームのせいで人生がリセットボタンを押すと生き返ると思い込み、佐世保事件が起きたのではないか」と訴えたためである。

愛知県、青少年健全育成条例の詳細はこちら→「愛知県、青少年保護育成条例」

自民党県議、奥村悠二議員のHP→「奥村悠二websiite」

・「人生がリセットボタンを…」というフレーズは神戸児童連続殺傷事件以降、ワイドショーでの少年犯罪報道で散々使われたフレーズ。
政治家までもがワイドショーを真に受け、法規制に乗り出したという、いい例だ


・また政府の「知的財産戦略本部」による『知的財産推進計画2004』でも、青少年の健全育成のため有害コンテンツ規制する旨の記述がある。
他にもこれには、著作権を不当に強化し、私的コピーや中古ゲーム売買に法的制を加える記述もある。

詳細はこちら→『青少年への影響』とはなんぞや」「『権利の消尽は悪』論者の実態」「知的財産推進計画見直しのパブリックコメントを募集中」

 

05/02/02
文芸春秋社『諸君!3月号』の「インターネット麹町電網測候所」にて今回の大谷宏昭問題が扱われる。
記事では大谷氏の報道姿勢を、いいがげんなマスコミの習い性と断じる一方、オタクの方にも苦言を呈している。

記事でオタクに関して言及した部分こちらで閲覧できる→1P2P3P

・保守系文壇雑誌という事を考え合わせれば、露骨な性メディア規制論を叫ばない分、比較的穏便な記事だろう。
・一言でいうなら、「お爺ちゃんのお説教」(笑) 

 

05/02/04
大阪毎日放送「ちちんぷいぷい」にて、石田英司氏が「日本は世界から見て児童ポルノ供給国」との虚偽報道。

・くどいようで恐縮だが、
日本が児童ポルノ一大供給国である事実はない。
詳細は→「児童ポルノの国際的動向に関する資料一覧」を参照。

 

05/02/07
『創』三月号が、唐沢俊一氏と岡田斗司夫氏、他に大塚英志氏、香山リカ氏らによる奈良女児誘拐殺人事件についての記事を掲載。

漫画原作者の大塚英志氏は、大谷昭宏氏ら一部マスコミによる一連のオタクバッシングを、「あからさまなレッテル張りであり、こうした行為に世論がオカシイと思わない事こそが異常だ」と指摘する。
そしてオタクは自分達のジャンルは自分達で守るために、ネットだけでなく本や雑誌などの旧メディアにも打って出て、世間というものの中でオタクの立ち位置を明確にし「世論化」せよと、主張する。

またこのような「レッテル張り」は他にもあちこちに存在しており、オタクは自分達へのバッシングとそれらの問題を、別物として扱うのではなく同根の問題として考えるべき、とも主張している。


精神科医の香山リカ氏は、"小児性愛"にも段階があり、即危険という判断こそが危険であると、主張する。

精神科医が標準的に使っている診断基準では「性的嗜好異常(パラフィリア)」は「性傷害」に分類されている。
これまた「ほら、やっぱりロリコンは病気なんだ」という議論に発展しそうだが、そうではなく、性嗜好の中にはいわゆる”趣味”の範囲に留まるもの、犯罪につながる危険性もある”障害”の範疇に分類されるものとがある、ということだ。
そして両者の差は、その嗜好の種類や質によるのではなく、あくまで「本人の申告」ならびに「衝動の抑制が個人の意思で可能か否か」という事になるのだろう。

『創』三月号 香山リカ氏「『奈良女児殺害事件でやはり起きた起きたこの議論」より抜粋

また香山リカ氏は感情論にまかせた安易なメーガン法導入や、性犯罪者への薬物処理にも反対している。

唐沢俊一氏、岡田斗塩夫氏らは、対談「新世紀オタク清談」の中でAMIの対応を批判。
岡田氏は
「フィギュア萌え族と批判されたら、反論するよりフィギュアの楽しさを伝えるべき」
「公開質問状はオタクの印象を悪くする
と主張。

また唐沢氏は
「オタクが社会に対してケンカを売るのは、オタクのためにならない」
「法規制があっても、萌えは滅ばない」
と主張する。

・香山氏のいわんとしている事は、つまり”鬱病”と”鬱っぽい”、”アル中”と”酒好き”は違う、ということであろうと考える。
精神的な病というものは本人の自覚や、コントロールできるか否かという点が相当のウェートを占めているという主張は、確かになるほどといわざるを得ない。
これに関連して、切り込み隊長のblog「俺様キングダム」にも、以下のような興味深い記述が載っていた。

「幼女性愛」は成人男性に共通する病理?

欧州系の某保険会社が基礎調査をやっていて、去年その分析依頼を請けた。あんま議論には参加しなかったものの、結果を見てちと驚いたので同意を得て考察を述べてみる。データも出したいとこだがなんか駄目なんだそうで、あくまで感覚だけでご容赦。

 調査国はアメリカ、イギリス、イタリア、ドイツ、日本、カナダ、オーストラリアの七ヶ国で、ヒヤリングのサンプル数は800前後、見た感じまあそれなりに客観的な質問事項かなあと思ったので、ある程度信頼して結論を下すと「14歳以下に対する性的欲情の発露は成年男子にとって極めて正常な反応。それを具体的な行為に伴う犯罪に昇華させる率は、その人の性行為の多い少ないにかかわらず一定の割合必ず存在し、同様に所得や学歴、家族構成といった属人性による関連付けはできない」。

切り込み隊長のblog「俺様キングダム」05/01/23より

詳細なデータが無いのが返す返すも残念だがこれが本当なら、「小児性愛」の傾向が少しでもあるからといってすぐに病気扱いするのは、ただの「レッテル張り」に他ならないという事なのだろう。

・大塚英志氏と唐沢俊一氏&岡田斗塩夫氏の主張は対立する形になっているが、オタクメディアをとりまく現状を冷静に分析すれば、大塚氏の見解の方が正しいと軍配を上げざるを得ない。

AMIが公開質問状が世間から大きな批判を浴びているかというとそんな事は無く、むしろ逆で公開質問状に傲慢な対応を取った大谷昭宏氏への批判が広がっているのが現実だ。
これはオタクだけでない多くのblogや、『SPA!』といった雑誌にまで広がっているのことからもよく判る。

また法規制に関しても、性的な漫画やアニメ、ゲームの発禁をもくろんだ児童ポルノ禁止法騒動や、青少年健全育成基本法・青少年有害環境自主規制法案昨今の青少年健全育成条例の改悪を見ても、オタクが黙ったからといって無事にすまない、むしろ声を上げなければもっと窮地に追い詰められる状況なのが現実である。

残念ながら唐沢氏、岡田氏共に、メディアへの法規制に関して全く不勉強といわざるを得ないし、近年のマスコミの捏造・バッシング体質も考えると極めて甘い、時代錯誤な見解といえる。
かつては、黙っていればオタクは世間から見過ごされたかもしれない。
しかしそんな幸せな時代はもう終わり、世間や政治と正面から向き合わなければ生き残れないのが、今の時代なのだ。

 

05/02/07
朝日新聞の朝刊の社会面にて「子どもへの性犯罪」という記事掲載。2004年に高崎で起こった事件の犯人像で、フィギュアファンである事を強調。また小児性愛を暗にメディアのせいとする記述も掲載。

・記事文中に「明治時代だったら(小児性愛に)目覚めずに暮らせたのに」というコメントを引用してあるが、残念ながらそれは外れである。
正解は「明治時代だったら(小児性愛に)目覚めても、問題なかった」である。

当時は女郎小屋、遊郭が存在しており、10代前半の少女も公然と人身売買され、売春を行っていた。
そこで男達は年端もいかない嫁入り前の少女達を買っていたのだ。
少女達は疲弊した農村から口減らしや借金のかたに売られていき、こうしたいわば人身売買は戦前まで公然と行われていた。

「悲惨なのは娘たちであった。彼女らは過酷な重労働の製糸女工・・・。多くは芸奴、酌婦、娼婦として売られて行き、帰ってくるのは青春をすり減らし、病魔のために体が廃墟となった時だった。売られて行く少女たちは、わびしいふろしきを抱えて人買に連れられて行く。眼を泣きはらした母親が、擦り切れたワラ草履の足も寒々とそれを見送っている。東北地方の各駅は日毎にそんな悲劇の場所となった。これが東北地方の農村の特徴的な姿だった。「娘の身売りの場合は、当相談所へ御出下さい」と貼り紙した役場も珍しくなかった。」
平内町・横浜町・野辺地町HPより

辻には辻売り(ちーじうい)という慣習があった。貧しい農村地域などから、辻の遊女(じゅり)として少女を身売りすることだ。「恨む比謝橋や 情き無ん人ぬ 我ん渡さとぅ思てぃ 架きてぃうちゃら」の琉歌を詠んだとされる女流歌人、吉屋チルも、その一人として伝えられる。
辻は単なる遊郭としてだけではなく、宴会などを開く社交場としての一面もあった。客も県内だけでなく、本土や外国からも多く出入りした。
女性は、県内各地から幼くして連れてこられた。
ほとんど十歳未満だったという
沖縄タイムス特集「残(ぬく)残さびらな・島くとぅば」より

先述のようなコメントを安易に持ってくる発想の根底にあるのは、過去への郷愁と無自覚・無批判な美化であろう。
しかしこのように本質に目を向けない報道は、逆に問題の本質を覆い隠すだけでなく、戦前の深刻な人権侵害の問題すら霞ませてしまう。
これはマスコミの安直な報道姿勢を象徴したものとはいえないだろうか?

・なお小学校就学前の児童への 性犯罪の発生率ひとつみても、メディアが発達していない時代の方が圧倒的に高い。
詳細はこちら→幼女レイプ被害者統計

 

 

05年2月8日〜05年2月15日-Back to TOP-

05/02/14
日本テレビの「ザ!情報ツウ」が『小児性愛者の心の闇に迫る!』という特集を組む。

・内容は『YOMIURI Weekly(読売ウィークリー)』の特集「我が子を守れ「性犯罪」防衛術」とほぼ被り、しかもより悪質になっている。
ワイドショーというものが事実に基づいて作られるのではなく、局の意向や偏見に基づき”事実を捻じ曲げて”番組を作るという事が、はっきりと判明した内容である。
この番組でも奈良女児誘拐殺人事件の犯人、
小林薫が中学生時代に起こした性犯罪は、"無かったもの"とされている。
どうやら日本テレビ、というより読売新聞社にとっては小林薫が犯罪を犯した原因は、高校時代に見たロリコンアニメでなくてはならないらしい。
世論を自分達の思う方向に誘導しようとする、このような捏造報道こそが有害というべきではないのか?

・この時インタビューを受けた現役エロ漫画家の倉田いち朗氏は、「自分の意見が都合よく編集されていて、事実上捏造されたものに摩り替わっている」と自身のHPで抗議している。
詳細はこちら→
2005年2月14日の日本テレビ放映についてのコメント

・こうした日テレの捏造体質はこれに始まったものではなく、2004年に高崎で起きた女児殺害事件では、ボークス社のドールを事件の関連があるかのように報道し、ボークス社は正式な抗議を行っている。
詳細はこちら→
ボークスWEBサイト「お客さまへ」

実は倉田氏の件のようなことは過去にも起きており、そのためBPOでは「人権侵害の申し立て」を受け付けている
これは報道などによって名誉やプライバシーを侵害された人が、BPOにTV局へ指導を要請する制度で、過去にも多くのマスコミによる人権侵害に活用されてきた。
詳細はこちら→BRCが斡旋して解決した事案

条件は

・放送局の個別の放送番組によって生じた人権侵害 
苦情申立人と放送局との間で話し合いがつかない状況にあるもの

放送のあった日から3か月以内に放送局に申し立てられ、かつ、1年以内に「BRC(BPO)」に申し立てられたもの 
原則として人権侵害を受けた個人または直接の利害関係人が申し立てるもの 

となっており、倉田氏の場合もこれに当てはまるのではないだろうか?
私的な意見で恐縮だが、倉田氏は今回の件をBPOに申し立ててはどうだろうか?

 

05/02/14
 
公開シンポジウム 『おかしいぞ!警察・検察・裁判所』に、大谷昭宏氏がコメンテイターとして参加。従来の「フィギュアファン=性犯罪者予備軍」を説を展開。

・こちら↓には当時の動画がある。問題の発言は第二部、46分くらいのところから。
公開シンポジウム『おかしいぞ警察・検察・裁判所』 (ビデオニュース・ドットコム)

・従来の主張を繰り返したに過ぎないが、大谷昭宏氏がまるで反省していない、むしろ独善的な正義感を加速させている事がよく判る。


 

05年2月16日〜05年2月23日-Back to TOP-

05/02/16
 『ダカーポ555号』の特集「若いってどういうこと?」にて精神科医の斎藤環氏、「大人はいつも非社会的な若者を差別してきた」と、マスコミによる安易なオタク、ひきこもりバッシングを批判。

 

 

 

05年2月24日〜05年3月3日-Back to TOP-

05/02/24
大谷昭宏氏がTBSラジオ番組「アクセス」に出演。アニメ・フィギュア規制を主張した所、聴取者から「趣味嗜好の問題でそれはそれでいいと思う。」と反論される。

詳細はこちら
TAKUYA 氏のblogブログ「放浪街
なお全文は古鳥羽護氏による報道被害まとめサイト、
『「フィギュア萌え族(仮)犯行説」問題』で閲覧できる。

・大谷氏の主張が一般的な支持を得るどころか、批判の対象になっている好例ではないだろうか。

 

 

05/02/27 『NHK新日曜美術館』にてヴェネチア・ビエンナーレ日本館OTAKU展特集。精神科医の斎藤環氏が安易なマスコミのオタクバッシングを批判。

詳細はこちら→
「2005年2月27日放送のNHK新日曜美術館での、精神科医の斎藤環氏のコメント」
引用元サイト:古鳥羽護氏による報道被害まとめサイト…
『「フィギュア萌え族(仮)犯行説」問題』より

 

 

05/02/28
大谷昭宏氏、大阪朝日放送 『おはようコールABC』にて「法律を厳しくしても学校を要塞化しても犯罪はなくならないのでアニメやポルノの規制を厳しくするべき」と主張

・独善と偏見もここに極まれり、というところか。
ここまでくると、報道とは名ばかりのただの罵詈雑言であり、もはや公共の電波を使った暴力である。
大谷昭宏氏の主張は「戦争映画を無くせば、戦争がなくなる」というのに等しく、仮にもかつて読売新聞社会部で多くの事件を扱いながら、この貧相な発想しか出来ない体たらくは、一体なんなんだろうか?
現在の大谷昭宏氏の仕事は、まさに素人レベル、否それ以下だと断言できよう。

「麒麟も老いては駄馬にも劣る」という言葉があるが、きっと大谷昭宏氏の師、黒田清氏も草葉の陰で泣いている事だろう。

 

05/02/28
BPOに1月分の視聴者からの意見が公開され、大谷氏への批判50件と発表

・ひとつの事例にこれだけ批判が集まるのはかなり異例である。
暴行事件で謹慎していた島田伸介の復帰についての抗議が、半分の24件だった事を考えると、大谷昭宏氏への批判がどれだけ高まっているかがよく分かる。
BPOはこの声を重視し、放送倫理はおろか人権すら平然と踏みにじるTV局、捏造コメンテイターには毅然と指導を行うべきである。

 

 

05年3月3日〜05年3月10日-Back to TOP-

05/03/04
自民党が改憲案に、有害図書出版禁止のため「表現の自由」の制限を盛り込む、と大筋で決定。さらに範囲を拡大も。

これと関連の記事が2点ほど。


「残虐ゲームソフト有害図書に指定へ 」

 県は、殺人や暴力などの残虐な内容が含まれたゲームソフトを青少年保護育成条例の「有害図書」に指定する方針を決めた。指定されると、18歳未満への販売や貸し出しが禁止され、陳列もほかの商品と区別しなければならなくなる。暴力的なゲームソフトを規制対象にするのは全国で初めて。

  県青少年課は、ナイフや銃で人間と戦うゲームソフトの過剰な暴力描写は、青少年にとって、暴力を肯定する▽ゲームと現実の区別がつかなくなる▽「殺す」ことへの抵抗感がなくなる||などの弊害があると指摘。現在、業界団体が製品のパッケージに「18歳以上対象」と書いたシールをはるなど自主規制しているが、県は「事実上、誰でも買える状態」として規制が必要と判断した。
  同条例の施行規則は「殺人、傷害、暴行などの行為を、模倣が可能なように詳細で刺激的に描写している」本やフロッピーディスク、CD−ROMなどを規制対象にしている。県は条例を改正しなくてもゲームソフトも規制できると判断した。

  県が、有害図書類への指定を想定しているのは、ゲームの業界団体でつくる審査機関「コンピュータエンターテインメントレーティング機構(CERO)」が「18歳以上対象」と指定しており、流通量の多いソフト。5月に開かれる県の審議会で意見を聴いた上で、知事が指定する。

  松沢成文知事は2日の記者会見で、「ゲームの過剰な描写が、犯罪を誘発していることは事実だと思う。国の法律でも規制を考える時期ではないか」と述べた。首都圏の自治体に、足並みをそろえるよう求める意向だ。
  一方、CEROは、「『18歳以上対象』は大人向けの内容が含まれるという意味。子供に悪い影響が出るという意味ではない」としている。

--まずは教育で対応を--

『テレビゲームと子どもの心』などの著書がある坂元章・お茶の水女子大教授(社会心理学)の話 
ゲームのリアルな描写が、子供を暴力に走らせる場合があるのは否定しない。だが、暴力との因果関係に関する研究が進んでいるテレビやビデオと違い、ゲームについては研究データがまだ不十分だ。
 規制することで、ゲームを楽しむ自由を奪ったり、自分で善悪を考えなくなったりする弊害もある。まずは教育で対応するべきで、規制は最後の手段だ。

朝日新聞 3月3日 神奈川版 29面 神奈川面より

 

「また、奈良での事件は亡くなった女の子を、そしてご遺族のお気持ちを思うと怒りを抑えることができませんが、
性にルーズな風俗環境を許してきた日本の大人の責任が厳しく問われていると思います。
容疑者の性的病癖を悪化させたものとして、ちまたにおびただしく存在する劣悪な性関連商品が指摘されています。
表現の自由を盾にして、表現することの責任を全く考えない人々が世にばらまいてきた害悪について、今こそ猛省する
時期ではないでしょうか。

野田聖子衆議院議員のHPより。

 

・マスコミが科学的な論証・検証も一切行わず、安易に漫画やアニメ、ゲームをスケープゴートにしてきた結果がこれである。
日本の民主主義の破滅は、大谷昭宏氏やテレビ朝日、日本テレビのような、捏造ジャーナリストや捏造マスコミが招いたと断じても過言ではないだろう。

・リンク先のキタノ氏が実に的を得たコメントをしている。

「まあ「野田聖子議員などの与党が作った社会構造がああいう事件を生んだ」とは言い辛いでしょう。わかりますよ、その気持ち。

社会の諸現象を批判すればするほどその批判が自分の過去の政策判断に向けられることになるわけですから。

だからそういう批判を受けないよう、「敵」を造りたいのでしょう。敵意を向けても反論されず、心が痛まない「敵」が。

「敵」をつくることで自己完結する人たちの心性は、弱者を暴力的に所有して自己の欲望を満たした容疑者の心性と共通する部分がある、と感じるのは私だけでしょうか。」

「北の系2004 より

関連書籍『有害図書と青少年問題―大人のオモチャだった“青少年”』 橋本 健午 (著)

参考リンク反ヲタク国会議員リスト

 

05/03/06
テレビ朝日「ワイドスクランブル!」が特集のため、小児性愛者を募集。

 

05/03/09
朝日新聞大阪版の『妄想は自由。でも違和感あり』と題した、エロ漫画批判のコラムが掲載される。(3月2日掲載)
そして上記記事への読者の意見が掲載される。(3月9日掲載)


記事から推測するに1月30日にインテックス大阪で行われた「コミックトレジャー」を取材したものと思われる。

・オタクと、奈良女児誘拐殺人事件の犯人・小林薫は全く関係ないにも関わらず、これである。
この大阪朝日新聞、社会部という所は、以前にもキリスト教系NPOカスパルの「エロゲーを規制せよ」という主張を大々的に取り上げた経歴を持つオタクバッシングを行うのが、部としての方針のようだ。
この時の
記事全文はこちら→「インタビュー全文」参照。

・だいたい犯人小林薫は携帯電話を使って児童ポルノを集め、また卑劣かつ凶悪な犯行におよんだ。ならば無関係なオタクメディアを叩く前に、携帯電話規制を訴えるのが、筋というものではないのか。

報道という、もっとも事実関係を考慮し、また「私(プライベート)」より「公(パブリック)」を重んじなければなければならない立場にありながら、個人的嗜好で平然と特定の趣味を持つ人々を犯罪者扱いするのは、極めて卑劣な行為といっていいだろう。

・大谷昭宏氏や『YOMIURIWeekly』の臼井理浩副編集長、そしてこの大出公二氏にしても、自分達が差別を行っている実感がないのが恐ろしい。

3月2日に出された『ハンセン病問題に関する検証会議 最終報告書』では、この問題での人権侵害を深刻化させた大きな原因は差別報道にあったとし、「差別意識の無い差別」だと強く報道各社を非難した。
またこれを受けて朝日新聞も『報道の罪は重かった』と自戒と反省を示した社説を掲載したばかりである。
所詮は口先だけなのだろうか?

・なお、今国会で成立する可能性が高いと思われる「人権擁護法案」が施行されると、大谷昭宏氏や大出公二氏の記事は違法になる可能性がある事を指摘させていただく。


05年3月11日〜05年3月18日-Back to TOP-

05/03/11
読売新聞に秋葉原にあふれるエロ漫画、エロアニメ、エロゲームを児童ポルノとして規制しろ、という記事掲載。アイルランドコーク大学で臨床心理学を担当しているエテル・クエール博士によるもの。

54 名前: 名無しさん@19歳 投稿日: 2005/03/11(金) 09:43:33

アイルランドコーク大学で臨床心理学を担当しているエテル・クエール博士が児童ポルノに
関するシンポジウムの為に来日し、日本のロリコン漫画を厳しく非難しました。

朝日新聞が木曜夕刊3面で取り上げていました。教授の顔写真、2行程の記事と扱いは
小さかったです。加害者が日本製の児童ポルノ漫画を所持していることが多いと批判し
漫画が与える影響を調査するべきだと述べていました。

読売新聞が今日の朝刊で彼女を大きく取り上げたようですが、私はまだ確認しておりません。
ウェブ上では「英国では逮捕」「秋葉原は児童ポルノの巣窟」などと書かれていたと
報告されています。

なおTBSが今朝のニュースバラエティー番組で読売の該当記事を取り上げ、コメンテーター達が
揃って批判をした模様です。



・これは3月5日(土)に国連大学ウ・タント国際会議場で開催されたシンポジウム
「インターネットと子どもポルノの被害」関しての記事である。
これを主催した「STOP!子ども買春の会」ことエクパット東京は、実はキリスト教矯風会というプロテスタント系原理主義団体である。

児童ポルノ禁止法問題では創作物(エロ漫画、エロアニメ、エロゲーム)も児童ポルノとして規制せよ、と強硬に主張しているが、実は児童保護にかこつけて自分達の宗教教義を具現化しようとしているのが、これまでの経緯で明らかになっている。

また児童保護団体を名乗っているが、児童との対話を図る意思は全く無いのも特徴。
この辺はカスパルと同じである。


シンポジウムの内容は以下のURL参照。
http://www.mainichi-msn.co.jp/kurashi/kokoro/etc/oshirase_2.html
http://spaces.msn.com/members/ipolice/Blog/cns!1pNqC9HO3yVPloyErlt8-avQ!198.entry
http://spaces.msn.com/members/ipolice/Blog/cns!1pNqC9HO3yVPloyErlt8-avQ!199.entry

UNICEF駐日事務所、国際ソロプチミストアメリカ・日本東リジョン、日本ユニセフなども絡んでいる。
http://www.unicef.or.jp/osirase/back2005/0502_02.htm


*キリスト教矯風会(エクパット東京)とは?
創立が明治19年という日本で最も歴史の古い女性団体である。
廃娼運動をはじめ婦人参政権運動など、女性の基本的人権や地位向上に大きな役割を果たしてきた。

矯風会の思想は、禁酒運動を原点にした禁欲主義の一種にあり、快楽をもたらす様々な要素を生活から排除する=克服することで、神からの救いを得られるという倫理的な価値観を有している。

キリスト教の価値観に基づいた禁酒、禁煙、禁欲(性)を宗教教義の中核に置き、1889年には未成年者喫煙禁止法、1922年には未成年者禁酒法を成立させ、1958年には売春防止法を成立させている。

近年では矯風会は特にポルノ廃絶に力を入れ、児童ポルノ禁止法による性的メディア規制・摘発、単純所持規制を強く訴えている。
この場合、ポルノとは男性向けのみならず、女性向けも入る。
要するに性的メディアの根絶を目指している団体といえよう。

詳しくはこちら↓
「日本基督教婦人矯風会とは?」
「誰のための法律か?『児童ポルノ禁止法』に関する基礎知識(前編)」

 

05/03/12
東海TV『スーパーサタデー』で秋葉原のエロ同人誌、エロゲーム批判特集。大谷昭宏氏も出演し、エロゲームの全面規制を主張。



極めて問題の多い内容である。
捏造や歪曲はおろか、番組内容や取材方法までもが半ば脱法行為を行っている有り様に、呆れ果ててものが言えない。
もはや報道というレベルではなく、この番組そのものが製作スタッフによって行われた犯罪行為の証拠物となる可能性がある。

詳細画像はこちら。(一部の画像に、こちらでモザイクをかけさせていただきました)

番組司会、ならびに大谷昭宏氏のコメント


以下はこの特集を実際に見た方からの報告。


17 :朝まで名無しさん :05/03/13 11:25:48 ID:uR79tWGX
見た。
完全に俺たちに当てつけた特集だったね。
奈良事件の小林と、秋葉原のエロ同人誌やエロゲーを同時に写すことで、
いかにも関連がある、あるいは小林がエロゲーマーだったと視聴者に
誤解させる悪質な内容だった。

また出してきたグラフも、さんざんマスゴミが少年犯罪凶悪化論で使った
手法と同じ。近年だけ出していかにも深刻化してる、という奴。
1950〜60年の方がずっと凶悪なのに、意図的に隠す捏造報道。


20 :朝まで名無しさん :05/03/13 14:20:57 ID:9nOf+i8E
この印象操作のための映像編集は問題でしょう。
同人ゲームの人も『メーカー』と番組では説明しているが
個人の家じゃないか!
しかも近隣住人には誰か分かる様に周辺にモザイクも掛けていない。
まさに『報道』に名を借りた『街宣活動』だ。
かなり問題ですよ。


116 :朝まで名無しさん :05/03/15 02:15:45 ID:zS5hgbu1
自宅に街宣取材を受けて生活妨害された同人ゲーム製作者。
単に不都合の際の連絡先程度の意味で住所を載せているのに
近隣住民が観れば確実に個人特定が可能な様に
家の周囲にモザイクすら掛けず『糾弾取材』。


119 :朝まで名無しさん :05/03/15 09:17:48 ID:lNWZHFN8
>>116
それ、完全に問題でわ。

本来、電話ででも取材協力を得られた後でないといけませんし、それなら、『ゲームメーカ』の言い訳は成り立たない。

犯罪の行われた住所も特定できないようにモザイクかけたり、住所の建物は特定できないようにある程度モザイクかけます。
往々に玄関の周りや隣の建物はモザイクかけるものです。
犯罪者の家でもモザイクかけるというのは同じです。


146 名前: 名無しさん@19歳 投稿日: 2005/03/15(火) 22:43:43

土曜日のスーパーサタデーの同人ショップの映像なんですが
問合せ先のメールによると全て無断撮影とのこと

しかも店外撮影に関しては店長のストップがかかり
社名と事情を聞こうとしたところ逃亡した模様。



奈良女児誘拐殺人事件の犯人、小林薫とオタク趣味は全く関係が無いことは既に当サイトや、各報道で立証ずみである。
また小林は秋葉原に来ていないこと、PCなどを持っていない事実も警察発表などから明らかである。
そして漫画やアニメ、ゲームはなど架空の創作物による性的表現は児童ポルノに該当せず、また製作・販売しても合法である。


これらの事実を踏まえた上で、上記の報告を含めると『スーパーサタデー』の特集番組は、民放連の定めた放送倫理規定「日本民間放送連盟 放送基準 第6章」違反、「日本民間放送連盟 報道指針 第2、3、4章」に違反した虚偽・捏造報道である。
またそれだけではなく製作スタッフの行った取材行為、番組の内容は「名誉毀損罪(刑法230条)民法709条、同710条」、「侮辱罪」(刑法231条)また「信用毀損および業務妨害罪」(刑法233条)に抵触する可能性がある。

当然プライバシーを侵害された被害者は、BPOへの人権救済申請を受ける要件を満たしている。

道義を世に問わんとする側が、それを行うために法を犯すのは大きく矛盾しており、もはやそこには正義はないといえよう。


05/03/15
 
NGO-AMIが業界誌「放送レポート3月号」(通巻193号)に、大谷昭宏氏による一連のオタクバッシング報道への反論記事を掲載。
以下、AMI-webより転載。

■大谷氏の一連の問題について、「放送レポート」へNGO-AMIの意見を発表しました。
今回の「フィギュア萌え族」などの大谷氏の一連の発言・記事について、主にテレビ・ワイドショーの「報道」のあり方の問題ととらえ、その旨を「放送レポート 193号」に発表いたしました。
「放送レポート」は、財団法人メディア総合研究所の発行となる機関紙で、放送の現場と視聴者・研究者を結ぶ目的で、テレビ局を中心に報道関係者に広く読まれている媒体です。

私どもとしては、これは大谷昭宏氏との「対話」の一環ととらえています。
もし大谷氏が反論をされる場合は「放送レポート」編集部に相談されるのがもっとも妥当だと考えています。

今回の一件は、まさに「メディアのあり方」が問われるものであったと考えられます。今後、さまざまな立場の人々にとって、それぞれが考える契機となったといえるでしょう。
また、今回の件を通して、誰がどのような発言をしたかを記憶し、次の対応へと生かすことが肝要だと考えています。

→「放送レポート193号」掲載文へ

関連サイト:財団法人「メディア総合研究所」

 

05/03/15
民主党 水島広子議員が国会で「エロ漫画やエロゲームも児童ポルノとして規制すべき」と主張。

青少年問題特別委員会での質問。
先日のエクパット東京のロビー活動が功を奏して、水島広子が漫画やアニメも児ポ法で規制しろ、と主張し、
また、このようなメディアに触れるだけで性犯罪者が増える、とまで明言している。

水島広子議員はこの後も法務大臣に「漫画や擬似ポルノを規制できないか」と詰め寄っている。




05年3月19日〜05年3月27日-Back to TOP-

05/03/23
読売新聞が「子どもを狙う支配欲」という特集記事を組む。「アニメが原因で犯罪者予備軍が増える」と記述。

詳細はこちら→
全文記事

・読売新聞の一連の記事を見ると、どうも社の方針として性的なアニメやマンガの規制を訴えたいようである。
しかし犯罪白書などを見れば分かるように、児童への性犯罪は出会い系サイトが主な舞台となっているし、
また近親者による性虐待などの方が遥かに深刻なのが実態である。

これもまた捏造記事による悪質な世論誘導といえよう。

近親者による性虐待を報告した記事としては以下のようなものがある
(リンク先消失)


性的児童虐待、4割は実父 大阪の研究班166件調査

子どもへの性的虐待は、約4割が実父によるもので、しかも被害を 受けた子どもの4分の1が性交を強いられていたことが、児童精神
科医の岡本正子・大阪教育大学教授を中心とした児童相談所職員ら の研究班の実態調査でわかった。
発見までに平均で2年半もかかっ ており、早期発見と子どもへのケアの重要性が浮き彫りになった。
7府県1指定市の児童相談所が01年に扱った家庭内での性的虐待 事例166件(162件は女の子)について調べた。
内容は、「性的な言葉を言う」などから始まり、触る、性交など。
全体の4分の1は性交があったことが確認された。
加害者は実父が40%で最も多く、次いで継父が22%、母の つきあう男性が12%だった。 虐待を受け始めた時期は小学4年
から多くなるが、4人に1人は乳幼児期からだった。
児童相談所 への相談受け付けは中学生が約4割を占めた。虐待を受け始めて
から相談するまで、平均で2年半かかり、中には7年以上かかった ケースも複数あった。

虐待が発見される経緯は、子ども自身が相談した例が半数以上。相談相手は教員が3分の1と最も多かった。

 虐待の影響として、75%の子どもに何らかの症状や問題行動がみられた。
気分が変わりやすい、無気力、うつ、自傷など精神症状は約半数に、理由のない家出や徘徊(はいかい)、小さい子だと多動や乱暴といった行動上の問題は約52%に、性的な逸脱行動や年齢にふさわしくない性的な言動などが約36%に、夜尿や頭痛などの身体症状は22%に見られた。
     ◇

 <子どもの虐待問題に詳しい高橋重宏・日本社会事業大学教授の話>
 加害者である父親が日本の場合はほとんど逮捕されていないのが問題だ。北米では逮捕され、服役して、家族関係の見直しをはかる。
性的虐待は子どもの将来に重大な影響を残す。生涯を通じたサポート体制の仕組みも必要だ。 (12/17 06:17)

ttp://www.asahi.com/national/update/1217/007.html



神奈川県中央児童相談所は2000年から2003年にかけて受けた相談36件 を集計し、これを分析した。
日本で初めての実態調査である。
調査によると被害者は3歳から17歳の女の子だった。性的行為が28件。
そのうち7件は性行為があった。女の子に虐待した加害者は、実父が13件、養父が9件、継父が1件。
父親からの虐待が全体の6割を占めていた。
性的虐待防止のために尽力している人にとっては予想された
集計結果ではあったと思う。しかし、性的虐待について良く知らない普通の人にとってはショッキングなデータだろう。
ttp://www.drakahige.com/NEWS/TOPICS/2004/2004032901.shtm
l


05年3月28日〜05年4月2日-Back to TOP-

05/03/28
大谷昭宏氏が「おはようコールABC」を降板。後任は「日刊ゲンダイ」の編集部長、二木啓孝氏。

これに関しての大谷昭宏氏の公式コメント→スクラップブック「季節の移ろい…」

・後任の二木啓孝氏は去る2005年2月14日に開催された
公開シンポジウム 『おかしいぞ!警察・検察・裁判所』の司会を行った人物。
氏はこのシンポジウム上、『フィギュア萌え族』に関する大谷氏の言動に、賛同する発言を行っている。

詳細はこちら公開シンポジウム 『おかしいぞ!警察・検察・裁判所』に、大谷昭宏氏がコメンテイターとして参加。従来の「フィギュアファン=性犯罪者予備軍」を説を展開。

 

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